話すこと
hallo、スーです。
そんな当たり前のことを今日感じました。
私のドイツ生活といえば、週三回のドイツ語インテンシブコースがあって、あとは基本的に授業を取っていないという、なんともフリーダムすぎる消極的な授業の取り方しかしていないので、結果なにもなければ週の半分以上を部屋で過ごしています…
外に出た方がいいのは確かなのだけれど、元々が引きこもり体質なので、どうしても家に引きこもりがちになり、外に出るのは買い物や、友達とご飯を食べにいくだとか、あとは突発的小旅行のときのみと、ほかは完全に引きこもりなのです。もったいない……
それで、ちょっと体調を崩して先週は授業もいけずにいて、今日久しぶりにちょっとした夕食会みたいなパーティーに顔を出してきたわけです。
買い物を除けば、実に10日ぶりの外出で、情けない話、外に出るのが億劫でした。
でも、行って本当によかったと思って。
部屋にいるのって、本当に快適で、なんなら日本では実家に暮らしていたので親の目、兄弟の目があってある程度はしゃんとしなければ、という気持ちになる。のだけれども、ドイツで、寮で、1人で暮らしていて。誰の目も気にせず気にならずにいると、本当に殻に引きこもりやすくなってしまう。
そして、そうしていると段々と、人としゃべらない時間が増えて増えて、自分の内側だけの会話になり、話すことを忘れてしまう。伝えることがなくなって、伝えることができなくなってしまう。
そしてそうしたら、人間って死んでしまうのだと思う。特に、弱い人は。(私は自分が弱いとは思えないけれど)
ただ、もしかしたら、将来私は話すことを忘れてしまうかもしれないと危惧しているのだけれども、今日久しぶりに声を出して、笑いあって、一緒にご飯を作って、食べて、やっぱりとても幸せでした。
話すことを忘れたくない、誰かと語り合いたい。
私は本当にただの寂しがりやの利かん坊だなあ…なんて、改めて思いました。
おしまい。
Liebe Grüße
Sue